ポンジ生地というのが一般的にのぼりに良くある薄い生地。
そのポンジ生地の2倍の厚さで、光沢のある白生地です。
厚みがあるので、耐久性があります。
丈夫な生地なので、のぼりの他にタペストリーにもお勧めです。
オリジナルのぼり旗で使われる「トロピカル生地」とは
トロピカル生地はポンジよりも厚いため、オリジナルのぼりの裏写りを防ぎたいときに便利です。厚みがあることで丈夫さもアップするので、のぼりを長持ちさせたいときにも役立ちます。
丈夫であれば安心して外に設置することができるため、お店をアピールしたいときにピッタリな生地といえるでしょう。
値段が手頃なので、気軽に注文できる点も魅力的です。光沢のある生地となっており、見た目が美しいのぼりを作ることができるでしょう。
ポンジより分厚い生地になるので、裏抜けを気にされる方もいらっしゃいますが
弊社ではシルクスクリーン印刷の浸透剤を入れて裏抜けを良くする方法と
昇華転写(しょうかてんしゃ)で浸透剤を入れて裏抜けをよくする方法で対応しております。
大量の注文の場合はシルクスクリーン、小ロットは昇華転写にて製作致します。
トロピカルの染色技法
10枚~ ダイレクトインクジェット技法 裏抜け70%程度 基本納期8日~
30枚~ シルクスクリーン技法 シルクスクリーン4色分解 基本納期8日~
ポリエステルトロピカル生地 物性データ
糸番手縦横 | 打込本数 縦×横 | 厚み(m/m) | 質量(g/㎡) |
150d X 150d | 76 本 × 60 本 | 0.18 | 96 |
引張強さ(N) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張伸度(%) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張強さ(N) JIS L 1096 A-1法 |
|
タテ 536 ヨコ 386 | タテ 32 ヨコ 32 | タテ 28 ヨコ 24 |
※日本工業規格JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法による
この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格のことである。(抜粋 JISCは、Japanese Industrial Standards Committeeの略称で、正式には、日本工業標準調査会のホームページより)
当社在庫 取り扱いトロピカル生地幅 148cm~184cm
耐久性があるのでタペストリーにもできる!
高い耐久性が魅力的な生地のため、タペストリーとしても使用できます。
オリジナルのぼりの他にタペストリーも作成している会社があるので、まとめて注文することができるでしょう。
飲食店で使用するタペストリーはずっと外に置いておく必要があるため、できるだけ頑丈な素材を選択することが大切です。厚みのあるトロピカル素材であれば、長い間外に置いてもあまり劣化せずに済むでしょう。そういった場合防炎加工もよく問合せがあります。
オリジナルデザインをタペストリーに印刷することもできるため、色々なお店で導入することが可能です。
のぼり旗の廃棄方法は「事業ごみ」
会社や店舗など、企業や商業施設などの宣伝物として活用されるのぼり旗ですが、寿命は以外と短く約3ヶ月ほどで交換のタイミングを迎えるものとされています。
のぼり旗の設置は、基本的に屋内よりも屋外に設置されることが多く、商業施設などの建物の外で従業員に成り代わって、キャンペーンやセールなどの告知をしてくれる各企業の強い味方でもあります。
施設の玄関先などに設置しておくだけで十分な宣伝効果を発揮し、のぼり旗を設置している企業や施設にとって効率の良い宣伝となるだけではなく、消費者にとってもお得な情報を知る手っ取り早い手段として効果を発揮するなど、双方共々にメリットを発揮します。
そんな縁の下の力持ちであるのぼり旗ですが、処分の方法でお困りになっている企業も存在していることかと思います。
ゴミの廃棄を行う際には、当然各自治体で定められた廃棄ルールに則って処分する必要があり、のぼり旗は企業で利用されるのが一般的ですので、通常事業ごみの区分として処分されます。
回収業者に連絡すれば各事業所に引き取りに来てくれますので、面倒な手間を省いて処分したいなら回収業者に引き取り依頼をするのが手っ取り早い手段だと言えます。また、ポールや土台部分も含めて回収してくれますので、回収業者に持参するよりも面倒な手間が省けて効率的です。
のぼり旗は、屋内よりも屋外に設置されることが多いが故に、旗やポール部分も含めた全体の劣化スピードも速く、場合によっては一般的な3ヶ月ほどで交換というタイミングよりも、早い段階で交換を迫られることもあります。特に旗の部分が傷みやすく、旗部分は雨や外気による影響をモロに受けてしまい、糸が解れたり色合いが低下し旗の反対側が透けて見えるなど、使用期間が長かったり外気の条件の良し悪しによって、企業や施設にとって重要な宣伝効果を十分に発揮できない状態になっていきます。
のぼり旗は例えそのような状態になってしまっても、再利用によって新しい利便性を発揮する製品に生まれ変わることも可能で、最近ではイベントなどで使用した、使い道が無くなったのぼり旗でエコバッグやエプロンとして再利用する事例も実在しています。
ただ単に処分するよりも、リサイクル業者に依頼すれば不要になったのぼり旗も、何処かで誰かの役に立つアイテムに生まれ変わらせることも可能です。ただし、防炎加工されたものは製造上特殊な薬品が使用されているため、リサイクルが出来ない場合もありますので、希望されるなら業者に確認が必要です。
化学繊維はリサイクル可能?ケミカルリサイクルの知識
廃棄物の代表的な処分方法として挙げられるのが、焼却炉で燃焼させるか最終処分場で埋め立てるなどが挙げられますが、問題点も存在します。ゴミを焼却炉で燃焼させればCO2が燃やした分だけ発生しますし、埋め立てる場合におきましても、最終処分場の許容キャパにも限界がありますので、許容量を超過した量の処分は叶いません。
どちらも地球環境に深く影響を及ぼす深刻な問題でもあるため、廃棄物の処分方法は昔から続く環境問題においても重要なテーマだと言えそのため、近年ではゴミの量の低下や不要になった資源の再活用など、様々な観点から地球環境改善の取り組みが実施されている現状です。
ポリエステルなどの資源を再び利用する取り組みが活発化されていますが、それを可能にする工程にも幾つか種類が存在します。製品の原材料まで再生する方法や、燃焼させる際の熱エネルギーを発電に回すなど、ゴミの発生を逆に活かして、暮らしに役立つツールへと変貌させる方法が現代では主流になっていますが、そのなかでもケミカルリサイクルは、化学的に製品原料や化学原料に一新させる手段として注目されています。
ポリエステルの場合ですと、元の材料であるDMTにまで戻され、化学繊維として再び別の製品製造のために使用されます。資源ゴミを一から新しく生まれ変わらせることが可能で、排出量の削減によってCO2の排出を抑えたり資源の節約など、環境に優しい効果が魅力です。
また、ケミカルリサイクルの手法にはその他にも幾つか存在し、ガス化や油化、高炉原料化にコークス炉化学原料化などが挙げられますがこの手法の中でもガス化は、資源ゴミを熱分解することで気体化させ、水素や一酸化炭素として取り出します。水素は産業用途としても広く取り扱われており、半導体工場や石油化学工場などで利用されています。
半導体は現代人が使用する様々な電化製品やコンピューター機器で使用されており、石油は火力発電の原料として活用されていますので、水素が生産されればそれだけ現代人の暮らしも潤い、現代社会において必要不可欠なエネルギー供給にも繋がります。
これらの再利用を円滑に行うには、分別によってゴミを出来るだけ綺麗に仕分ける必要があると言えます。仕分けがきっちり行われていれば処理施設での作業もスムーズに行われますので、普段の分別を意識的に行えば、暮らしに役立つ資源の再利用がより良く浸透していくことでしょう。