
ツイル生地同様光沢がありますが、細い繊維で織り込まれているため
発色が柔らかく、優しい表現ができます。
艶感がありながら柔らかな生地になっていますので、
高級感を出したい時におススメです。
また細かい織り目で丈夫さもあり、タペストリーにも
よく使われます。
ポンジなどと比べるとポリエステル感はあまりなく、
しなやかで上品な印象を与えられますが
価格的にはリーズナブルですので、
コストを抑えたいときにもおすすめな素材です。
こちらの生地は昇華転写だけでなくダイレクトインクジェットプリントにも対応しています。
光沢感が売りの「スエード」の語源は?
その製作過程にあたる技法や、光沢感などには由来があるわけではありません。
語呂合わせや言葉遊びのように聞こえるかもしれませんが、実は「スエード」の語源は北ヨーロッパの国である「スウェーデン王国(Konungariket Sverige)」から来ています。
ただし、ルーツはスウェーデンという国にもあるものの、この言葉というのはフランス語になっています。
どういうことかというと、当時スウェーデンで作られた「ガーント・ドゥ・スウェード」という手袋がフランスで大流行したのが事の発端です。北極圏にまたがるとても寒い国であるスウェーデンでは、その寒さをしのぐために様々な防寒具が作られてきました。
ガーント・ドゥ・スウェードもその1つであり、スウェーデンで考案されて子羊や子牛などの皮を使用して起毛させたものを加工して作られたものです。
その使用感としても定評があるもので、外見的にも独特の光沢感を持った特別を感じる手袋がフランスの人たちにウケて、一気に噂が広がったというわけです。そしてその流行の地・フランスにて、ガーント・ドゥ・スウェードと発祥の地であるスウェーデンとを関連付けて「スウェード」と呼ばれるようになったと言われています。
スエードの染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
10枚~ ダイレクトインクジェット技法 基本納期8日~
30枚~ シルクスクリーン技法 基本納期8日~
ポリエステルスエード生地 物性データ
糸番手縦横 | 打込本数 縦×横 | 厚み(m/m) | 質量(g/㎡) |
75d X 150d | 158本 × 80 本 | 0.26 | 104 |
引張強さ(N) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張伸度(%) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張強さ(N) JIS L 1096 A-1法 |
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タテ 509 ヨコ 483 | タテ 30 ヨコ 41 | タテ 34 ヨコ 40 |
※日本工業規格JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法による
この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格のことである。(抜粋 JISCは、Japanese Industrial Standards Committeeの略称で、正式には、日本工業標準調査会のホームページより)
当社在庫 取り扱いスエード生地幅 148cm~184cm