織り目が「斜めの畝」状に見えるツイル(綾織)
「ツイル」は綾織り織物の総称で織り目が斜めの畝に見えるのが大きな特徴です。
通常の糸密度よりも高い織り方となっており、肉厚で丈夫な生地になります。
デニムやダンガリーなども当生地の一種となります。
デニムが経糸のみインディゴで染められるのに対し、当素材は経糸と緯糸の両方が同じ色で染められます。そのため、デニムと異なりハッキリした発色が実現されています。これは織り方の名称となるので、様々な素材を使った生地が存在します。但し通常は綾目がはっきりしている織物が当名所で呼ばれます。
当素材はコットンのパンツやジャケットに、素材としてよく用いられます。パンツやジャケットは生地の厚みが必要なので、この素材はまさに適した素材となります。何よりもシワになりにくいので、様々な用途に使えるのがメリットです。質感もなめらかでありフォーマルな衣類にも適用できます。さらに、耐久性があり傷みにくいため、長く着回す用途の衣装や洋装にも最適な素材だと言えます。この生地は平織りと比べ、糸が浮く場所が多くなります。そのため、摩擦に弱い特徴があります。それでも柔らかさは充分に得られるので、着心地も良くなります。そして、伸縮性に優れているのも大きな特徴です。
ポリエステルツイルとは
綾織や斜文織とも言われるその名の通り、
生地の表面に斜めの織り目があり、トロピカル生地より
少し厚めの光沢のある生地です。
発色がよく、注意を引くのに適しているため
交通安全やイベント会場の目印用ののぼり、
横断幕などにおすすめです。
汚れやシワがつきにくく、アイロンがかけやすいので
管理しやすいのも特徴で、風への耐性もあるので
社旗や国旗にもよく使われます。
ツイルの染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
30枚~ シルクスクリーン技法 基本納期8日~
ツイル生地 物性データ
糸番手縦横 | 打込本数 縦×横 | 厚み(m/m) | 質量(g/㎡) |
150d X 150d | 100 本 × 81 本 | 0.28 | 119 |
引張強さ(N) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張伸度(%) JIS L 1096A法 幅2.5cm ツカミ間隔10cm |
引張強さ(N) JIS L 1096 A-1法 |
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タテ 600 ヨコ 374 | タテ 36 ヨコ 27 | タテ 42 ヨコ 34 |
※日本工業規格JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法による
この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格のことである。(抜粋 JISCは、Japanese Industrial Standards Committeeの略称で、正式には、日本工業標準調査会のホームページより)
当社在庫 取り扱いツイル生地幅 148cm~184cm