麻風スラブは、ポリエステルですが、キビラ麻のように
糸の間に隙間をつくった透け感のある素材です。
麻でのれんを作りたいけれどコスト面が気になる、
キビラ麻のようだけれど安価に抑えられる素材を
お探しの方におすすめです。
ポリエステルであるためデザインや色も自由に載せることができ
(生地目が粗いので細かいデザインにはあまり向きません)、
元の生地の色が生成り色になっているため
白染色はできませんが、生地の色を活かして
より麻ののれんのような風合いを演出します。
麻風スラブ生地に使われるスラブ糸の特徴
スラブ糸とは、糸一本の太さにムラのある状態の糸のことです。通常の糸は端から端まで真っ直ぐなのに対し、スラブ糸は太いところと細いところがあります。これは自然に発生するものではなく、糸を作る際の工程で人工的に作られます。
糸を作るには、糸のもととなる綿状の繊維を平行に引き揃える作業を何度も繰り返します。その際、糸をしっかり撚って細くした部分と、あまり撚らず太くした部分とを作り、糸の太さにムラを出します。この太さの違いが、ナチュラルな素材感を醸し出します。
この糸を織ると麻にとてもよく似た生地ができます。糸もともとの色がややベージュがかった生成り色をしているので、真っ白な生地にはなりません。しかしその風合いが麻と酷似しているので、高価な麻を使わずに麻風の生地として使えると、人気が高いです。
生地に厚みがあって丈夫な為、飲食店などの店舗のれんやのぼりに使える人気の素材です。生地はポリエステルで出来ているので工場での大量生産が可能なことから、麻よりもだいぶ安い値段で購入することができます。
この生地の性質上、洗濯をしても皺になりにくく、傷みや縮みが出にくいことから長い間使用することができる素材と言えます。
麻風スラブの染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
麻風スラブ生地 物性データ
20番 X 20番 | 0.34 |
当社在庫 取り扱い麻風スラブ生地幅 100cm