
一口に赤と言っても様々な色があることは多くの方はご存知かと思われます。
例えば「濃い赤」「オレンジに近い赤」「紫がかった赤」「ピンクに近い赤」などがあります。印刷においてはこういった色の違いを明白にする必要があるため、色に様々な名前が付けられています。
その中の1つが金赤 (きんあか)です。
金赤 (きんあか)と少し黄色がかかった鮮やかな赤色のことを表します。
会社によってはCMYK数値で(イエロー100%とマゼンダ100%シアン0%ブラックは0%)のことをいうこともありますが、
明確な決まりはありません。
この名前江戸時代に七宝茶器や江戸切子のガラス工芸で使われていた赤色の発色に金粉を使用したことに由来しています。そのような由来からも分かる通り華やかな色の1つとなっており、印刷では特色として扱われます。町中にあるのぼりにはこのカラーが使われているものが見受けられます。何に印刷をするかによってもカラーの見え方が異なってきます。のぼり旗は金赤 (きんあか)との相性が良いものの1つと言えるでしょう。日本人は赤色も金色も好きなのでここぞで使われることの多い色となっています。
金赤は特に目立たせたい場所に使ってみよう
金赤 (きんあか)は特別に鮮やかなカラーなので、目立たせたい場所に使用するのおすすめです。
例えばのぼり旗の先端にピンポイントでこのカラーを入れると遠くからでも視認しやすくなります。のぼり全体をこの色にしてみることも出来ます。どちらが良いかはデザイン次第で決まるといったところです。
金赤 (きんあか)は赤と黄色を組み合わせた色ですが、見た目には赤の要素が強くなっています。赤は人間が気づきやすいカラーの1つなのでのぼりやのぼり旗の製作にはうってつけです。
実際にどんな色になるか気になる方はインターネット上でカラーを確認してみる方法もあります。
ただし、製作し終えたのぼりやのぼり旗とインターネット上のイメージでは少し異なっていることもあるので注意が必要です。金赤 (きんあか)の中にも色の幅があります。そのため、製作を行う時にはマゼンタとイエローの%を指定するという方法も存在し、dicカラーや
PANTONEや日塗工などの色番号で発注をかけるということも考えられます。
その際第何版等も合わせるほうがよりよい共通認識ができると思います。