「綾織りの厚手綿織物」葛城織りの生地の使い道
葛城織りは太い糸を用いて作られた綾織りの厚手綿織物に分類されています。
デニムと共通しているもののデニムより薄い点や丈夫な点、さらには紺や青だけでなく他所多様な色がある点が大きな違いです。
生地の厚さや丈夫さは糸や織り方によるもので、色は生地の制作者のほとんどが後染めを採用しているためだと言われています。
しかし決定的な違いは衣料品に使われているかいないかです。デニムとは異なり、大半の生地は日用品の素材になっています。
例を挙げるならテーブルクロスが代表的です。
テーブルクロスは撥水性や防火性など機能面が好まれている一方で、生地本来が持っている雰囲気も重視されています。そのため耐久性が誇れるほどの丈夫さを持つうえに綿織物ならではの柔和な雰囲気がある生地は和風な演出をしたい場合やお茶会でのアイテムを求めている場合に丁度良い生地です。テーブルクロスに使うなら無地ではなく、プリント印刷が施されたり本染めされたりします。
このあたりの事情は他の使い道にも通じており、カーテンやソファーカバー、布団カバーにエプロンに使われているのが実際のところです。またその特徴を見込まれてボロボロになりやすい空手着の生地にも使用されています。
エステル葛城は綿葛城に似せた生地
エステル葛城という生地の名前は
あまり聞き慣れない方も多いかもしれません。
生地の手触りや厚さとしては
帆布とよく似ていますが、織り方が違っていて
帆布が平織りであることに対し
葛城は綾織りになっているため
光の当たり方から色が鮮やかに見えます。
綿風の質感は残しつつ、発色をより鮮明に
表現されたいという方にお勧めの素材です。
ポリエステル葛城(カツラギ)の染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
ポリエステル葛城(カツラギ)生地 物性データ
20/1 X 20/1 | 108 本 × 58 本 | 207 |
当社在庫 取り扱いポリエステル葛城(カツラギ)生地幅 180cm