防水10号帆布について
蝋引き防水加工について
今回、弊社が採用した「防水10号帆布」の生地は、「富士金梅®」のものを使用しています。
「富士金梅®」は川島商事株式会社が登録商標を持つ最高級帆布生地ブランドです。
富士金梅®は日本製帆布ブランドの雄として、1948年会社設立以来「JAPAN MADE」にこだわりながら伝統を守り安定した素材と品質を提供してきました。 現在では長年綿帆布で培ったJAPANクオリティーを大切にしながら、日本国内のみならず世界中より厳選した素材を集め、素材の枠を超えたテキスタイルを『Made by 富士金梅®』として生産しております。 富士金梅®は自然との絆を大事にこれからも皆様に喜ばれるテキスタイルを提供して参ります。 ※公式 ホームページより
その歴史は1948年から始まっており、長年の間で培われたクオリティーの高さは
世界からも評価されるほどのものです。
帆布生地は元々丈夫なことが特長として挙げられますが
川島商事株式会社の富士金梅®はパラフィン(蝋引き)という加工を施すことにより
更なる強度に加えて防水機能も希望をすれば付帯することができます。
※但しだんだんと防水性能は失われます。
多くはバッグやエプロンに使われるこの富士金梅®パラフィン10号帆布生地を、
弊社では両面刺繍を施したのれんとして使わせていただきました。
蝋燭やクレヨンの原料などにも使われる素材であるパラフィンを
生地に染み込ませて加工することで、芯のある張り感が生まれます。※下写真参照
お客様によってはこういった張りのある硬い生地をお望みの方もいらっしゃるので
そういった方にお勧めの生地です。
パラフィンの、温めると液体となり常温では固体となるという性質を活かし、
常にしっかりとした印象を保つことが可能となります。
張りのあるパラフィンの風合いは、使い込むことで擦れたり折れたりした部分に
チョークマークと呼ばれる白っぽい跡が付きます。
生地見本もございます。
下記よりご購入いただけます。
これがパラフィン最大の特徴であり、パラフィンらしさでもあると言われています。
またパラフィンそのものも色が徐々に変化するため、時間をかけ使い込むことで
徐々に風合いが変化していき、馴染んでいく様子を楽しむことができます。
また通常の生地よりも耐光に強いという特徴もあります。
経年劣化を楽しむ風合いとなります。だんだん防水が失われるとはいえ、
当社のこれまでの撥水よりも強い天然繊維生地です。
防水10号帆布の最大幅
横幅最大90cmまで対応しています。