
地域のお祭りを盛り上げるためには、実に様々な方法がありますが
最近ではのぼり旗にこだわることによって、色々な人々からの注目を
集めることができます。
例えば、インターネット上やメディアでも壮大な数ののぼり旗を立てることで話題に上ることが増えてきており、
本格的なアピールにつながり、地域のお祭りに役立てることもできます。
のぼり旗の価格については、取扱店によっても大きな差がみられて
います。
京都のれんではとても安価に設定しております。
ここ数年では、地域のお祭りの特徴について、ウェブサイトや雑誌
などで紹介されることもあり様々なニーズを持っている人々に
とっては欠かすことができない機会として捉えられています。
仲間うちでのぼり旗を協力して作成することによって、
仲間同士のきずなを深めることができ、地域の活性化につながっています。
またお祭りのカンパをしてくれた人へのギフトとして、下の空いているところに名前を入れるなどの
お布施(氏子による)のお返しとして広まっている地方もあります。
将来的にも、のぼり旗の有意義な使い方についてまだ可能性があると言われています。
氏子ってなに?氏子の意味と歴史
都会では耳にしなくなった言葉ですが、地方では神社の「氏子」という制度があります。その土地の氏神様を祭っている地域の住民たちであり、お祭りや祭礼などに参加し支援する人を指しています。
もともとは氏神様を祭る一族・氏族を指していて、文字通り苗字(氏)を同じくする一族のことでした。ただ平安時代くらいから一族だけに限らず、共に地域に住まう人々を含めて氏子と呼ぶようになりました。
古来から農耕が主体である日本人は、自分が生まれた場所に一生暮らしていました。地元で家族を持ち、子を育て死んでいく、一族と土地のつながりは本当に濃いもので、生と死は土地と共にありました。
一族の血のつながりだけでなく、同じ集落に住んでいる土地とのつながりである地縁も重視されてきた歴史です。血縁と地縁が密接で、ヨソモノを受け入れない風土が残っている地域も、地方にはまだ残っています。
現在の氏子たちは先祖代々その地域に暮らしていて、地元の神社を信仰している人たちでさまざまな支援をします。神社での各種祭祀や建造物の保持管理などを実施し、地元有力者が寄付・寄進で経済面から支えることも少なくありません。氏子の代表を神社総代と呼び、宮司と連携して地域の神社のために粉骨砕身するケースもあります。
地元のお祭りなどでは、宮司と共に活躍する氏子の人たちの姿がよく見受けられます。地方から都会への人の流出もありますが、若者が減った・高齢化で老人ばかりと嘆くのではなく、地元のお祭りを様々方法で盛り上げたいものです。