神社幟とは

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神社でののぼり旗を掲げる一つのルーツは、旗揚げ神事に由来していているといわれています。

通称“日本最古の気象台”(綾部神社旗上げ神事)とも言われ、毎年7月15日に行われる神事で、幅1尺、長さ1尺2寸の麻で織った神旗を長さが18メートルある竹の先につけ、神旗が地上から30メートルの高さになるように社前の樹齢700年の銀杏の樹に木登りができる締め込み姿の男衆3名により取り付けられれます。※参照 http://www.miyakikankou.jp/main/55.html

天候の影響によって変化を受けた神社幟は、神職のみがそこに記された天候の識別ができるようになっています。特に色の褪せ方や痛み具合といった要素が検分され、7月20日になると今年の予報が正しい内容かどうかを確認して神様に感謝を述べます。
そのため神器という側面が強く、神事ではのぼりを取り付けた竿を折って参加者の元へと一斉に与えていき、取れると受験のお守りにもなるというオリジナルの解釈が伝わっています。また家内安全や無病息災にも効果があるとされ、多くの人からの人気も獲得しています。
製作された当時は大きな布に参加者の祈り事が書かれていましたが、現在では御神木に揚げるという仕様上必要に合わせて幅30cm長さ36cmの物に落ち着きました。
尚派生した形で伝わっている地域では、祈願だけでなく奉納品の証として祭事の時に自身の名前を入れた物を掲げています。中には雨天でも行う祭事もあるため、素材に化繊生地を使った物もあり必要に応じて変化を遂げた風習の一つでもあります。

神社幟の意味

なぜ神社幟が作られたのかは一つはお米の収穫期から窺い知る事ができます。当時修行僧の隆信沙門が現地の疫病に悩まされる民衆を憂いて、1万部の法華経を読経しようと山に籠りました。しかし9千部で亡くなられていたためこの修行僧を神様として祀る事に決め、その手段として製作されたのが現在の神社幟です。

隆信沙門本人もそれを望んでおり風の神様と指定までしていたので、当時ではオリジナル製作の物だったと言えます。なぜのぼりだったのかは当時の技術で天候を判断するには、風力や風向きを布を流して判断する必要があったためで、現在では7月15日を旗揚げ神時9月24日を旗降ろし神事と呼んで、この時期を風神際としています。なので意味やそれに関連した祭事もほぼオリジナル思いが込められたものである上に、人々の生活の必要性に合わせて変化を遂げた歴史があります。
現在の神社のぼりの発祥になった地では、御神木を後の伝承から繋げる形で用意してそこで風神に感謝を述べられるようにしています。

神社幟の歴史はいつから?

鎌倉時代中期から戦国時代の武将豊臣秀吉の太閤検地で廃止されるまでに、一般民衆から貴族まで幅広い層に浸透した荘園制度の切っ掛けになったのが神社幟です。当初の風習が現存する形で存在するのは佐賀県にある綾部神社(上記にて説明)にある物で、西暦1205年から800年以上の歴史を積み重ねる形で存在しています。
書物の伝承からさらに歴史を紐解くと隆信沙門の伝説から伝えられる事になり、のぼりの歴史には1000年以上の奥深さがあります。中でも養老4年に刊行された関連書籍の日本紀三十巻に記されている系図一巻は有名で、当時の知太政官事によって記載されたため信憑性の意味でものぼりの精確な歴史と言えます。
ただし神社ののぼりやその働きについては、設立前に計画された物なので一部の伝承を除いてはなぜこの場所なのか等が分析しきれていない現状もあります。しかし風神祭そのものは書物から800年という詳細な記録が残っているので、神社幟はこの時期から歴史があるとされています。

現状当社では金額や納期の関係にてポリエテルでおつくりしていますが、木綿でも製作することがございますので、お気軽にご相談ください。

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