一般的なオリジナルのぼり旗となると、のぼり部分の生地は縦長の長方形をしていることになります。しかし、長方形以外にも裾部分を切り落としたデザインのオリジナルのぼりも用意されています。
扇形のように裾に丸みをつけたのぼりをRカットやVの字のように裾中心を尖らせたのぼりをVカット、中心を凹ませる逆Vカットなどもありますが、斜めカットは30度程度(角度は特に決まっておりません)の角度で裾部分を切り落としたのぼりになります。これらのオリジナルのぼりは、長方形で作られたものから加工して切り落とすことになるので、長方形ののぼりよりも割高であったり別に料金が必要になるのが一般的です。少しでも費用を抑えて裾部分のデザインを工夫してオリジナルのぼりにしたいという場合に、この中でも一番予算がリーズナブルな傾向にあるのが斜めカットでもあります。高額な費用をかけすぎることなく手軽にデザインできるタイプでもあるので、オリジナルのぼりを考えている人に人気があるタイプです。
スタイリッシュに決める斜めカット
オリジナルのぼり旗は色やデザインでもさまざまな印象を変えることができますが、イベント会場や出店が並んでいるような場所ではどの店舗でものぼり旗を用意していて同じようにも見えてしまいがちです。そんな時にも、形が違うことで他店とは大きな差をつけることができます。
斜めカットのオリジナルのぼり旗は長方形よりも形で目立つことに優れており、シャープなイメージが出ることからスタイリッシュにも見せることにも役立ちます。裾がカットされたオリジナルのぼり旗の種類ではRカットも人気があるのですが、丸みのあるデザインであることから女性や子供さんをターゲットにした商品のアピールであったり、癒しやあたたかみを求める商品であれば非常に効果的となります。
しかし、男性客をターゲットとしている場合には丸みのあるデザインが逆効果となってしまうことがあります。斜めカットではカットされた角度も鋭角すぎないので鋭くて冷たすぎるようなイメージもなく、お洒落な雰囲気にも仕上がるのです。
斜めカットのお役立ち情報
オリジナルのぼり旗を斜めカットタイプで制作してみるということは、デザイン性だけでなく機能性の面で考えてみても大きなメリットがあります。長方形ののぼり旗では、上部の一辺と左側の一片をポールにつないで固定することになります。残りの二辺は固定されないことから風が吹けば揺れることになり、動くことで人の視線が向くためにただ設置してある看板よりもアピールできるというメリットもあるのですが、風が強すぎてしまえばあおられてしまいます。とくに、フリーとなっている二辺の角が大きく揺られることになりますが、この部分を切り落とした斜めカットは風によるあおりを緩和することにも役立ちます。
風にあおられ続けるということは、のぼりの生地にもダメージを与えてしまうことになり、ちょっとでも生地に切込みが入ってしまうことによって真っ二つに裂けてしまう可能性もあります。避けてしまえば悲惨な見栄えにもなって使い物にもならなくなってしまうため、長くきれいに使い続けるためにも斜めカットが役立つのです。
※あくまでロケーションにより多くある事例の見解です。使用場所等により異なることをあらかじめご了承ください。