よくオーダーで色合わせという場合がありますが、その色合わせに求める基準がお客様に
よって様々です。
完全データ入稿の場合、CMYKにて色値が設定されていますが、
パソコンのモニター(RGBで表現)実際の色味(インクジェットプリントの場合CMYK)は異なります。
さらに細かくいうとパソコンのモニター(同じRGB表記)でもモニターの機種やメーカーによって見え方は異なるし、インクジェットプリンターのメーカー機種や染料によっても色味は異なってきます。
近似色仕上げの場合、実際作業をする職人が一番近い色に仕上げるということですが、基準を統一しないと意味がありません。こんな色といっても上記のような形で
その色の認識がずれていては元も子もないので、だからDICカラーやPANTONEや日塗工などの共通認識できる指標が特に大切になります。
※上記カラーでも第何版などの印刷された時期が異なったり、保存状態などで若干色味が異なります。
逆の言い方をすると同じものをみると全く問題が起きないので、同じものを見て染色するという言い方でいうと
プリントアウトしたものを預かったり、以前作った布生地やこの色に合わせてというグッズがあれば
なにも問題がないということなります。
とはいっても染色なので、あくまでも近似色という形しか実現はむつかしいので、できる限りという対応になります。
データなり出力について
逆に上記の指標ほどこだわりはなく、それなりにできればいいという方もいらっしゃいます。
その場合、基本的なやり方でいうと、
弊社で持っていない指標の色合わせについて
1,いただきましたCMYK値に 合わせたデータを製作します
2,1のデータを弊社の紙媒体のインクジェットプリント機で印刷します
3,印刷した用紙を直接 染色する職人に渡し、極力御色味に 合わせて製作いたします。
もちろん3の紙媒体と実際の染色物が大きく異なるとやり直しします。
この基準も人によって曖昧なので、あくまで当社基準にはなります。
特に微妙な差異までこだわる方は、下記のような染色データを作り、
インクジェットプリントにて染色見本を作ることが大切です。
なおその場合、当社も染色機械が一つでないので、これを作る予定で
染色見本がほしいと事前にお伝えいただければと思います。