地域の安全標語や交通安全のための掲示、またイベントや催し、
店舗の宣伝など様々な用途で使用することのできるのぼり旗ですが、
旗に印刷するデザインや旗の色、また用途に応じて大きさや生地の
種類も変えることができるのが利点です。
こうしたのぼり旗は、非常に多様な用途で活用することができますが
設置する場所の環境によってはその耐久性が低くなってしまうことも
あります。
風が強く、また吹きさらしの場所に長期間設置を行うと
どうしても摩擦などによって旗の生地が摩耗し、破れてしまう
ことがあります。
比較的にきれいな状態で使って頂ける京都のれん推奨は約3か月程度です。
※通常1年ほど使っていらっしゃる方が多いです。
あまりにひどく劣化してしまうと、穴がやぶれてしまったり、みすぼらしくなってしまったり
しまうということも少なくありません。
こうした場所で使用するのぼり旗は、生地を耐久性の高いものにしたり
厚手のものに替えるなどの対策をとる他、風があまりに強い日には取り外す
などのケアを行うことで、その寿命を延ばすことができます。
また、竿自体も風で折れてしまうこともあるため
定期的な点検や、破損した部品を交換するなどのメンテナンスが必要です。
衣料品の試験ってどんなことをしてる?試験内容と結果の表し方
衣料品の試験では、引裂試験という試験を行っています。
主な方法には、ペンジュラム法とシングルタング法という方法があります。
ペンジュラム法では、エレメンドルフ形の専用機を使用します。引裂強さとは試験片に切り目を入れて、その部分を中心に引き裂いた時の強度のことをいいます。試験機のクランプに試験片をはさんで押さえを外すと、おもりが揺れて一気に試験片を引き裂くという仕組みになっています。その際のエネルギーの変化から衣料品の強度が分かります。
それからシングルタング法では、汎用型の引張試験機を使用します。試験機のチャックに試験片の両端をつかませ、試験機のスイッチを入れるとチャック間が徐々に開いていって糸を1本ずつ切断する仕組みになっています。
この時、強さを示すチャートには凹凸が現れます。JISではチャートの読み方には3通りありますが、一番簡単で一般的な方法は最大値を読み取る方法になります。
気を付けなければいけないのは、織地とニットでは結果の表し方に違いがあることです。
織地の場合には、縦糸方向に引き裂いた時にヨコといいます。ニットの場合には、縦糸方向に引き裂いた時にはタテといいます。紛らわしいので注意が必要です。