JPEG/jpg

  • 2018.1.13
幅

jpg(ジェイペグ、Joint Photographic Experts Group)とは拡張子の一つで、圧縮画像形式で、幅広い色数を再現できるため写真などの保存に適しています。
カメラの画像データで広く使われている圧縮形式になります。※実際デジタルカメラ等でよく使われています。
歴史的には、1992年9月18日に最初のリリースが行われました。

弊社では、のぼり旗の入稿データの確認用に仕上がりの画像をJPEG形式で送っていただくようにお願いしております。
jpgについて詳しく知りたい方は下記も一読願います。


オリジナルのぼり旗の仕上がり確認画像で使われる拡張子「jpg」とは

デバイスによって画像フォーマットの対応に違いがあれば読み込みが行えず、のぼりの仕上がりのイメージを伝えることが困難となるケースがある一方で、jpgはパソコンやデジタルカメラをはじめ携帯電話やスマートフォンなど、さまざまなデバイスでも利用できる互換性の高さがあり特に意識して変換作業を行う必要も無くそのまま読み込めるのが便利です。

このようなことから京都のれんでも確認用に入稿とは別にjpg形式で確認用jpgとして送っていただく場合がございます。

また、データ圧縮が可能で他のフォーマットと比較して高い画質を保ちながらファイルの容量を節約できるのも大きなメリットで、オリジナルのぼり旗の仕上がりのイメージを伝える目的には打って付けのフォーマットです。

 

表現できる色の数が多いのが魅力

jpgで取り扱う事ができる色数は1677万色と豊富な色表現が可能なのが魅力で、写真のような高精細な表現が求められる用途に用いられ、多くのデジタルカメラでも採用されているフォーマットです。
オリジナルのぼり旗の仕上がり確認のような高精細なイメージを共有したいケースに向いているフォーマットです。


より良いオリジナルのぼりを完成させるためには、発注者と製作者の間で的確に仕上がりのイメージを共有するのが重要ですが、その目的を達成するためにもフォーマットの選択が重要です。

 

通常はインクジェットプリントでデータなりにプリントしますが、

こちらの画像が解像度が高いほどシルクスクリーンのぼり旗で分解等する場合、よりきれいに表現可能です。

JPGの歴史と特徴に迫る!

1982年に国際標準化機構 (ISO)と国際電気標準会議 (IEC)が共同で、静止画符号化の標準化に向けたワーキンググループを発足させました。次いで、1985年に国際電信電話諮問委員会(現国際電気通信連合(ITU))が別に立ち上げていたファクシミリやビデオテックス用の画像符号化の検討グループが、国際標準化機構のワーキンググループに参加する形でJPEG(Joint Photographic Experts Group)が誕生しました。

JPEGでは日本、ヨーロッパ、アメリカの専門家から様々な意見が出され、検討を重ねた結果、1992年に最初のJPEG標準規格が作られました。当初JPGを採用する業界はほとんどありませんでしたが、1990年台中盤から一般家庭にも普及し始めたデジタルカメラの画像フォーマットとして採用され、一気に市場に普及していきました。

また、パソコンやインターネット上でも、その処理速度の上昇に伴い画像を扱うことが増えていきました。JPGはデータ圧縮率が高く自由に利用できる規格であること、多くのインターネットブラウザで標準利用できたことから、利用者に支持され広まっていくこととなりました。

それでは、JPGにはどのような特徴があるのでしょうか。まず大きな特徴として画像データの圧縮が可能であることが挙げられます。JPGでは元のデータとなる画像に離散コサイン変換やハフマン符号を用いたエントロピー符号化といった技術を用いることで、画像データのサイズを小さくします。

見た目上の画像サイズは変わらないため、インターネットでの通信量を少なくしたり、保存領域を圧迫することなく多くの量の画像を保存することができるようになります。しかし、画像圧縮の際に画質が低下してしまいます。これはJPGの圧縮方式上どうしても生じてしまうもので、圧縮率を上げて画像データの大きさを小さくすればするほどそれに比例して画質が低下します。

つまり、あまり圧縮しなければ画質もあまり低下しない分、画像データサイズは大きくなりますし、逆に大きく圧縮すれば画像データサイズを小さくできますが、画質はかなり悪くなってしまいます。JPGを扱える画像処理ソフトウェアではほとんどの場合画像の圧縮率を指定できるので、画像の用途によってどの程度圧縮するかを判断するといいでしょう。

また、JPGは現行のほとんど全てのパソコン、携帯電話、スマートフォンやタブレットなどで特別なソフトウェアを導入せずに閲覧や編集が可能なので、ビジネスやプライベート問わず誰かとデータをやり取りする際にも適しているといえます。

互換性が高い

GIFやPNGとは何が違う?

画像フォーマットはJPGだけではなく他にもいろいろなものがありますが、特にパソコンやインターネット上でよく使われているものがあります。GIFはギフ又はジフと読み、1987年にアメリカのパソコン通信フォーラムCompuServe上でその規格が提唱されました。当初は扱える色数が256色までといった制限があったものの、1990年に公開された新たな規格で約1667万色までになり、透明色とアニメーション画像を扱えるようになりました。

JPGと同様にインターネットの普及に伴い利用されるシーンが増えていきましたが、特許の利用問題が出てきたため、同じ特徴を持ち誰でも自由に利用できる画像フォーマットとしてPNGが提唱されました。対象の特許が切れたため、現在は問題なく利用することができます。

では、JPGとの大きな違いは透明色の設定とアニメーション表現ができるかどうか、それと圧縮方式によるファイルサイズと画像ノイズ問題です。アルファチャンネルと呼ばれる透明色の情報を扱うことができます。

画像上で透明色を指定した個所は、下の画像や文字を透き通らせるように見せられます。どれだけ透過させるかなども設定できるため、少しずつ透けるグラデーションなども表現することができます。

また、アニメーション画像を作成することができます。アニメーションの滑らかさも指定できるため、ストップモーションのようなカクカク動くものから、動画のように滑らかなものまで扱えます。

最後はファイルサイズと画像ノイズの違いです。JPGではその圧縮方法上、ブロックノイズと言われる画像がモザイク状に見えるノイズが生じてしまいます。また、文字のロゴなど色の境がはっきりしている部分にモスキートノイズと言われる蚊のような小さな虫が飛んでいるようなノイズが発生することがあります。

これらのノイズは圧縮率を下げれば発生しにくくなるものの、その分画像データのサイズは大きくなりますし、完全に防ぐことはできません。一方GIFやPNGではこれらのノイズは発生しませんが、画像データの圧縮率ではJPGに劣るため、特に色数の多い画像のファイルサイズが大きくなる傾向があります。色数の多い写真などの画像や、色数の少ないイラストなどで得意分野が違うと言えます。

もちろん、ファイルサイズの制限やどこまでノイズを許容できるかは画像の利用状況によって変わってくるため、保存後の画像を実際に見て確認したり、印刷ためのデータ入稿する場合は利用案内をよく読み、不明な部分は担当者に問い合わせたりするなどしたほうがいいでしょう。

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