オリジナルプリント専門としてやっております弊社ではカラーに関して自信をもっております。
シルクプリント限定ではあるのですが、
dicカラーや色見本で指定された色をほぼそのまま近づける努力をしております。
秘密は熟練職人の配合技術にあります。
シルクスクリーンは頂いたデザインを基にお客様に合わせて、
顔料を混合します。
インクジェットプリントは色見本と合わせてできる限り合わせます。
もちろんデータなり(プロセスカラー)とお話させていただいて、思っていた色味と違うといったお話はあります。
ぜひカラー等が思い通りにいかなかった経験がおありの方、
ぜひ一度ご相談して頂ければと思います。
インクジェットプリントでは実は染色機械によっても使っている染料によっても色味は変わります。
何点か同時に色味を合わせる場合、一部出にくい色もございます。
シルクスクリーンの場合手で合わせるので何色も合わすことができます。
ただインクジェットプリントの場合、CMYKのバランスですべてが成り立っています。
下記写真のような形で色合わせは可能です。
パソコン(rgb形式)と違うのぼり旗の色(CMYK形式)再現とは
オリジナルののぼり旗を製作する際には、ほとんどの場合インターネットでのデータ入稿という方法がとられるでしょう。その時に一番気になるのが「実物の色」ではないでしょうか。
あまり一般には知られていない事実ですが、プリンターなどで実際に印刷された印刷物CMYK形式と、パソコン画面で見た時の色の表現rgbは形式が異なります。パソコンなどのデジタル画面では、例えばエメラルドグリーンのような発光しているように感じる色合いが表現できますが、印刷に使われるカラーモードではこれらの一部の色が表現出来ません。
プロのデザイナーが専門的なソフトを使って入稿データを作成する場合は、この事を知っていますので、印刷時に元画像の色再現が出来るよう、最初からカラーモードを指定して作ります。しかし、慣れていない方がのぼり旗の製作にオリジナルのデザインでオーダーしようとした時に、知らずに自分の思い通りの色で作ってしまうのです。
それでも近年になって、急速にインクや印刷方法の技術が進歩し、かなり理想に近い色再現が出来るようになってきています。
ただカラーバランス機械によってある程度わかります。顔料を混ぜ合わせ
のぼり旗で使う基本的なインク・トナーでほとんどの色は網羅可能
現在のぼりの印刷で主流として使われる2つの印刷方法をご紹介します。ひとつは昇華転写プリントといって、一旦転写紙にデザインをプリントし、転写紙と布を一緒に高温の転写機に通して染色する方法です。パソコンから出力をするので、1枚ずつの印刷にも対応しています。もうひとつはダイレクト昇華プリントという印刷方法です。転写紙を使わずに直接布に印刷した後、熱を加えて色を定着させる方法で、こちらは大量染色に適しています。
どちらも高濃度、高精度のインク・トナーが使われ、繊細なグラデーションや多色の写真表現を可能にしてきました。インクカートリッジとトナーカートリッジの違いは、色の原料が液状であるか粉末であるかという点です。液体であるインクの方が色再現がより忠実であり、発色も鮮やかなので写真表現などに向いていますが、乾くまで時間を要するという難点があります。その点トナーは高速で印刷が可能なので単色の大量印刷の場合はコストを抑えられるメリットがあります。
いずれにしてものぼり旗の製作に関しては十分な色再現が出来ますので、個人がオリジナルののぼりをオーダーした場合にも、既製品と同等ののぼり旗を作る事が出来るでしょう。
基本的なインクで再現できないときは「特色インク」を調合
大型イベントなどの為に、もっと高い品質ののぼりを製作したいという場合は、色数を増やす、という方法があります。現在多くの印刷会社で一般的に使われているインクやトナーは基本的に4色のものを使っています。
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色に黒を加えた4色のインクで多彩な色を再現するのです。それぞれの色の割合を少しずつ加減する事で、写真画像のような微妙な色合いを再現します。のぼりを製作する時は、この4色でほとんどの色をカバー出来ます。しかしのぼり旗は一目見た人に特定の印象を与える目的があるので、効果を最大限にする為に色合いこだわりたい場合が出てくるかもしれません。
そんな時は、「特色インク」でのオーダーをお勧めします。特色インクは印刷業者によってオプションとして加える事ができるものです。金、銀といったものから蛍光色まで様々で、のぼりを作る際に使いたいという方は多いのではないでしょうか。
このように印刷業界も日々進歩しています。印刷を頼んだ事はあるけれど、思った色に仕上がってこなかったという経験をお持ちの方も少なくはないでしょう。
しかし、現在の技術と職人の腕があれば、街中で見かけるような高品質で美しいのぼりを作る事も夢ではありません。