真っ黒にしたいんですがどうデータの数値を出せばよいですか?
黒の表現の仕方には2種類あります。CMYKの4色を掛け合わせるリッチブラックと、Kのみを使用するスミベタです。
数値でいうと、リッチブラックはC40M40Y40K100(印刷会社によってCMYの値には差異があります)、スミベタはK100です。
一般的には、スミベタよりもリッチブラックの方が、美しくしっとりした黒に仕上がるといわれます。
ただし当社では真っ黒に近づける場合、K100のみで作成します。
というのも印刷とは違い、染色の場合実は青色と赤色の定着の温度が異なります。
特にインクジェットプリントはCMYKをスプレー方式で混ぜ合わせるので、ムラになったり、
青よりの黒や赤よりの黒に仕上がる場合もございます。
何度か試験データをとったところK100が一番スマートな色味になったので、
当社では真っ黒はK100を推奨しております。
無地染めの黒について
フォーマルブラックと呼ばれる黒について。
フォーマルブラックとはいわゆる礼服と喪服に使われるます。またもっとも黒い漆黒の服は最も格式が高いとされています。
この漆黒を表現するため、特殊な染料はもちろんですが、
通常何度も黒く染める工程を行います。
古来より墨染めと呼ばれて伝統的な染色のひとつです。
当社では風呂敷の無地染め等で黒く染めることは
あるのですが、墨染めほどの工程を通っているわけ
ではありません。
自社の方法でのベストをご提案致します。