白チチを空色チチにしました。
空色で飛びたくなるのぼり旗を
空色チチは透き通るような水色ののぼり旗の素材です。爽やかな印象が醸し出せるカラーで、藍色や青色よりも明度が高くなっています。文字通り空色チチは晴天の雲一つ大空のような色合いであり、フレッシュな製品やサービスを印刷して紹介したい場合にオススメです。
空色チチののぼり旗は清潔感が漂い、颯爽とした雰囲気があるため、不動産業界や住宅メーカーのPRアイテムとしてもよく利用されています。新築分譲マンションの紹介やマンスリーマンションの入居者を募るのぼり旗の素材としてベストです。
空色チチは素材自体が明るめなので、デザインやメッセージが自然と目立ちやすくなります。濃い色合いのデザインから白や黄色を基調としたポップなデザインまで、空色チチをのぼり旗の素材に選択すれば美しく完成品が印刷出来ます。
のぼり旗のシルクスクリーン印刷の素材の中でも定番のカラーであり、困った時は空色チチを選択しておけば、まず失敗する事はありません。
人が空色に惹きつけられる心理
顧客が空色ののぼり旗に惹きつけられる心理効果ですが、爽快感があるスカイブルーの色合いが、見る人の気持ちを晴れやかにするためです。
空色という名前の通りで、見る人の心を無意識的に開く心理的な効果が備わっています。スカイブルーの爽快感がストレスを緩和し、気分転換に役立ったり、今まで挑戦した事がなかったことにチャレンジしよう、という気分にさせます。
今まで利用した事がなかったサービスや物を利用しようと考える時、人はポジティブな感情よりもネガティブな気持ちが大きく湧き上がります。爽やかスカイブルーののぼり旗と信頼出来るメッセージの印刷を見れば、高ぶった気持ちを抑えられ、イライラや不安感、漠然としたストレスが払拭できます。
空色ののぼり旗に印刷されたメッセージは見る人に誠実さを無意識的に与えるため、より一層の信頼感のPRが必須な金融や士業、不動産などの分野に最適です。
濃い青色ののぼり旗もオススメですが、藍色やネイビーカラーは素材が濃い色なので印刷する事ができるデザインの色合いに制限が出てきます。
空の色(太陽光)の見え方とレイリー散乱
空の色といえば水色や青色と感じる方が多いです。しかし、実際には空が青系の色素だけでは構成されているわけではありません。色に多大な影響を与えるのが自ら光を出す光源です。地球から見た空には強い光源である太陽があるため、太陽の光が空の色を決めているといっても過言ではありません。
太陽の光にはたくさんのカラーが混ざっていますが、その中で人間が見ることができる色には限界があります。
人の目で見ることができる光のことを可視光線といいます。可視光線は光の波長によって色が変わる仕組みになっていて、最も短い波長は紫、最も長い波長は赤です。
この紫と赤の間には青や緑、黄色、橙色などが含められています。これらのカラーを全て持ち合わせているのが太陽の光であり、それが空の色を決定づけているといえます。
それゆえに本来であれば空には水色だけでなく、赤や黄も含まれているはずですが、実際には青系統しかほとんど見えません。
そこに関係しているのがレイリー散乱です。レイリー散乱とは、光の波長が2倍になることで強度が16倍弱くなる現象のことを言います。この散乱により太陽光に含まれる波長の長い黄色や赤系の色が弱くなり、相対的に紫や青の色が強く感じられます。
紫と青では青の方が人の目で強く見えるので、空の色は青いということになります。空の色は大気層を貫通してきた太陽の光が散乱されることによって青く見えますが、夕方になると赤や黄色が強くなっていきます。
これは太陽光が通過する大気層の距離に関係しています。昼間は人の真上に太陽がありますが、夕方になると太陽は西に沈んでいきます。太陽が沈むころ、人と太陽の間の距離が長くなります。
すると光が大気を進む時間も長くなるため、紫や青の色も散乱します。その結果、全ての色が散乱され色の持つ見えやすさだけが影響を及ぼし、人の目で見えやすい赤や橙の色が強く見えるようになります。これが夕日が赤く見える理由です。
朝が同様に赤いのも同じ理由となっていて、大気の状態により見え方にはやや違いが生まれます。例えば秋は空気が澄んでいるので光が見えやすく、鮮やかな夕日や朝日が見えるようになります。
一年を通じて太陽と地球の距離は少しずつ変化しています。そのため、同じ時間帯で空を見ても時期によっては異なる色に見えます。また、空の見え方には個人差もあり、空が青く見える方もいれば紫がかった色に見えるという方も少なくありません。
光の散乱現象と雲の正体
地球から雲を見ると白く見えます。雲は水滴、つまり水でできているので本来であれば色はありません。雲が白く見えることに関係しているのはミー散乱という現象です。ミー散乱は光の波長よりも長い物質中で起こる散乱のことを言い、散乱強度が非常に弱く、全ての色の波長が均等に散乱されます。
太陽の光が雲の中で等しく散乱され、全ての色が混ざることになります。その結果、白く見えるという仕組みです。雲と同様に無彩色であるはずの湯気などが白く見えることも同じ理由となっています。
雲の見え方を知る上ではその成り立ちを知っておくことも重要となります。空では空気が絶えず循環しており、様々な風が吹きます。一般に風は高気圧から低気圧に向かって吹くようになっています。
高気圧は下降気流であり、下にたたきつけられるように吹いた風がどんどんと外へと出ていきます。その風の向かった先にあるのが低気圧です。
低気圧に風が集まっていき、上昇気流が生まれます。上昇気流によって水蒸気なども上空へと移動していくことになります。この段階では水蒸気と水滴が混ざり合った状態であり、特定の場所に集まっていないので雲にはなっていません。
水蒸気や水滴が上空へと上がる中で空気中のちりやほこりにくっついていきます。ちりやほこりを核としてくっつく水滴や水蒸気の量はどんどんと増えていき、それが水滴群となります。これが一般的によく知られている雲です。
ちりやほこりがなければ雲が構成されることが基本的にありませんが、人の目に見えないほどのちりやほこりであっても水滴群の核になることができます。雲は水滴で構成されており、空気よりも重いにも関わらず即座に落ちてくることはありません。これは雲の下に上昇気流があることによるものであり、気圧の変化によって上昇気流が弱まると水滴となって降り注ぎます。
上空にある雲は非常にたくさんの水滴で構成されており、その水滴に太陽の光が散乱することによって白く見えます。散乱があまりにも強い場合には透明に近い色合いに見えることもあります。雨雲などが無彩色ではなく黒っぽく見えるのは、黒の色が非常に散乱しにくいからです。
太陽が出ているときには明るい色で中和されますが、太陽が出ていない時の雲は太陽の光を十分に受けることができないのでどんどん色を失っていきます。地球には太陽以外の恒星の光も降り注いでいますが、太陽の光が圧倒的に強いのでこのようなことが起こります。