客足がなかなか伸びずに苦労している喫茶店は
東京でも少なくありませんが客足を伸ばす為にも
宣伝活動を行う事が大切です。
どういった手法があるのかといますと、一例として
幟の活用が挙げられます。
東京でも店頭で立てておくだけで簡単に宣伝ができますし、
尚且つ宣伝効果が高いとして人気がある手法ですが、
大切なのはどういった印刷をするかです。
東京においては幟にいかに魅力を詰め込むかがポイントに
なりますので、印刷するデザインにも気を配る必要があります。
例えば、東京の熱い夏にはアイスコーヒーをアピールして
みるのも良いのではないでしょうか。
夏は冷たいドリンクを飲みたいと考える方も多いですし、
コーヒーは東京でも人気があります。
そんな人気のアイスコーヒーを幟に印刷しておけば
夏を感じる事ができますし、視覚的に訴える事ができます。
人間は欲求を満たすような物が目の前にあると惹かれて
しまうものですので、ジリジリと強い日差しを浴びて歩く
東京の街中で、冷たく美味しそうなアイスコーヒーの
幟があるだけで、フラフラと入ってしまう事もあるのです。
アイスコーヒーのはじまりは「冷やしコーヒー」と呼ばれた明治時代
日本におけるアイスコーヒーの歴史は明治時代までさかのぼります。とある文筆家の高橋大華翁が1891年(明治24年)に東京神田で氷コーヒーというものがあったと自分の著書で紹介しています。
この商品を出したのは氷屋であり、喫茶店で出されたものではありませんでした。その後、大正時代になると冷やしコーヒーとして喫茶店に登場します。大阪でアイスコーヒーを冷コーというのは冷やしコーヒーを省略した言葉であると言われています。
一般にアイスコーヒーが喫茶店で出されるようになったのは戦後に入ってから、昭和30年代になってからのことです。それが一般の人にまで知られるようになるのはそれから先、1970年代に入ってからなので意外と最近の飲み物と言えます。
それでも1970年代まではアイスコーヒーは夏場限定の飲み物とされ、冬場などに飲むものではないという認識でした。それが今のように年中アイスコーヒーが飲めるようになったのは1980年代とされています。
その一方でアメリカなどでは何かを冷やすという文化がなかったために1990年代までアイスコーヒーは一般的ではなかったと言われています。このため、アイスコーヒーの発祥は日本ではないかとまで言われるようになったという話があります。