飲食店やショッピングモール、スーパーマーケットなど、
世の中にはNOBORIが立てられている場所がたくさんありますが、
住宅展示場もその一つです。
こういった施設の場合、まずはお客さんに来てもらわないことには
始まりません。最初の取っ掛かりの部分というところがとても重要に
なってくるわけですが、住宅展示場には様々な種類のNOBORIが
たくさん立てられており、お客さんの心を掴むのに役立っています。
社名が入ったNOBORIや「モデルハウス公開中」と大きく入った
オーソドックスなNOBORIや「住宅相談会」と言った内容の物も
あり、魅力を伝えるのに活躍しています。
文字と言うのは面白いもので、その物事、事柄の内容をストレートにイメージしやすいという特長があります。丸みを帯びた柔らかなフォントにより、一歩を踏み出しやすくなることがあります。
また、イラストもそう言った要素があり、かわいらしいおうちの絵が描かれていたりすると抵抗感を取り払ったり、やわらげたりするような効果が期待できます。
持ち家志向の流れ|昔と今の意識の違い
1998年 総務省が行った調査では、土地は預貯金や株式よりも有利な資産であると考える人が大半でした。けれども、2002年に同じ質問をすると肯定した人は1/3しかいませんでした。バブル崩壊とともに、土地の値段は絶対に下がらないという神話が崩れてしまったことが原因です。
また「住宅土地統計調査」では約60%もの人が持ち家に住んでいるということが分かります。一昔前に比べると、土地や家というものの価値は下がったように見受けられますが、それでも多くの人が自分で所有したいという思いを感じているようです。60%の所有率というのはアメリカやイギリスなどの他国と比較しても極めて国際的な標準です。
しかし、30年にわたるローンを組み、借りた金額を返済していくというのは日本だけです。多くの場合は20年ほどで完済する国ばかりなので、いかに負担が高くなっているかが分かります。
特に日本では借家の面積がとても狭く、持ち家になると広くなる傾向があります。子供ができて家族が増えたからという理由でマイホームを希望する人も多いですが、広い借家があれば別に自分で購入する必要はありません。中古住宅という選択肢も少ないので、マイホームを求めるようになるのでしょう。