ラスタライズ

  • 2018.8.4
Rasterization

パソコン内で編集されたデータはソフトやハードが違うと相互互換が取れていないので、理解する事が不可能です。理解するには翻訳ソフトが必要になるので、ラスタライズはこの工程を担うソフトとして有名になりました。

アウトラインデータがあれば文字や複雑な編集をした画像もラスタライズ結果に埋め込み、出力結果が編集データと相違ない物にできます。ただしイラレソフトの中には手動で画像のみ埋め込みを選択しないとできないタイプもあるので、のぼり旗等の文字と画像は混載する物の扱いには注意が必要です。

同時にラスタライズ前と後のデータは違いのある物として扱っているため、原則的に細かい編集ができなくなります。

またソフト内で変換を行うので、出力結果に影響はありませんが画面上ののぼりの表示が若干粗くなるケースがあります。よってのぼりを出力する時には、予めテスト印刷をして実物を確認後本格的な出力をした方が希望通りの結果になります。

Rasterization

なぜラスタライズしなければならないのか

ハードウェアとソフトウェアにはそれぞれ独立した出力形式を保有しており、これは内部計算の違いによる影響です。例えばプリンターで絵や文字を出力するとデータはドットで出力されますが、パソコン上は座標と線で編集結果を保持しているので、そのままではプリンター上で出力できません。

そこで役立つのが二つのデータの相互互換ができるソフトで、イラレソフトの機能に搭載されているのが一般的です。このソフトが行う作業をラスタライズと呼び、パソコン上で編集した鮮やかなのぼり旗の出力には欠かす事のできない機能です。

尚のぼりに文字を印字する時にはイラレソフトでアウトライン化を強くお勧めします。これはデータを図形として認識させる作業で、のぼりに記す文字の微細な頂点コントロールができるようになります。ただし元の編集可能状態と違い、文字そのものを違う物にする事はできなくなるので、最終的な決定後にアウトライン化を行う必要があります。

ラスタライズの歴史

最初にラスタライズ機能が搭載されたのは1984年で、スクリプトによって生成されたイラレソフトの情報を出力側で1bitのTiffファイルに変換していました。

座標情報等の全ての画像データを埋め込み式にしてテキストデータで表現してもいるので、汎用性も高く出力時は常に同一の物が作れます。なのでのぼり旗の大量生産と販売もできたので商業的な意味でも画期的な機能でした。

しかしファイル形式の多様化と複数データの保持によって、アウトライン化等の需要にも対応する必要があったため、段階的に使用スクリプトの調整を行った歴史があります。その調整の過程で一番大きな進化になったのがベース環境の違いを埋める改良で、一つのイラレソフトで編集したデータを違う環境でも編集できるようにした点です。

これでクライアントに納品したのぼり旗のデータを、自身が改良できるようにもなった上にラスタライズソフトがあればその後の出力も容易になった歴史があります。

 

Photoshopのビットマップ画像とは?ピクセル画像とベクトル画像の違い

画像処理Photoshopのビットマップ画像は点の集まりで作られており、それが拡大していくことで点の細やかさにも限界ができます。ここから画像も荒くなってしまいますが、きめ細やかな色表現ができることも特徴です。

絵画や写真は基本的にビットマップ画像で、ピクセルという形式には、ビットマップに当てはまります。ピクセルは点の集まりで作られていますが、ベクトル画像は点と線を数値化しながら、これをコンピュータが再現する表示方法です。

ピクセルは写真に向いており無数のカラーの点が、びっしりと集まった状態で1枚の写真を仕上げることができます。逆にベクトル画像では写真は再現できないとも言え、コンピュータが点と点を線でつなぎ合わせて再現する方法だからです。

ロゴなどはベクトルが向いており、画像を拡大してもボケない特徴がありますし、コンピュータで簡単に数値化できます。ピクセル画像でもロゴを作ることはできますが、拡大するとぼやけがちになります。

ピクセルは点の集まりで拡大すると、点の細やかさに対して限界ができるので、点の形が目立ちボコボコとした印象になってしまいます。その反対にベクトルは線をコンピュータが再現することにより、拡大をしても画面に合わせながら綺麗に表現できます。

システムを使うときはこれが大きなポイントとなり、ピクセルは拡大や縮小をすれば画質が落ちてしまいます。ベクトルであればサイズを拡大したり縮小を繰り返したとしても、画質が落ちることがないのでロゴ作成に向いていると言えます。

画質を落とすことなく限界まで拡大しても、綺麗に画面表示することができるのはベクトルになります。レイヤーがありますがこれはピクセルと、ベクトルの両方に混在していますが、Photoshopには欠かせない存在です。それぞれのレイヤーがピクセルかベクトルかを判断することはなく、両タイプのレイヤーが入り混じっていることになります。

消しゴムツールやブラシツールなどを使い、線を描いたり消したりすることもありますし、塗りつぶすツールを使って塗りつぶすこともあります。ベクトルをピットマップへ変換することができる方法もあり、これを施しているレイヤーはブラシや消しゴムなどのツールが使える状態になります。

ベクトルでブラシや消しゴムを使えるようになることは大きなメリットで、画像レイヤーになるため自由に画質の良いペイント作業が行えます。逆にベクトルからピクセルに変換すると、作業ファイル自体が軽くなります。

ピクセルに変換すると拡大した時にボケてしまい、ロゴや画像や図形などがボケてしまいます。作業中に何かの画像や図形を縮小することで、後から拡大をしようとすれば画質は落ちている状態が保たれます。

イラストレーターの画像を入稿したい時は(解像度の調整・エフェクトの処理)

オプション設定イラストレーターの画像を入稿したいときは、データ上で様々なフィルターを用いてエフェクトをかけることが可能です。エフェクトによって表示演算に時間がかかることもあり、データが正しく表示できなくなるケースもあります。

正しく印刷できなくなることも稀ですが起こるので、特殊なものを使ったり複雑で小さなベクターデータを用いて構成している場合はリスクが高くなります。アピアランスの分割を行えば実体化させた後に、同様でラスタライズするのでデータの簡素化が可能になっています。

イラストレーターでファイル保存するときは、保存オプションによって自動チェックが入っていることを確認します。データを保存する時にはチェックを外して保存することにより、元々のデータサイズを小さくすることもできます。

画像を使いながら配置してるものを含むチェックを外すことで、データの容量を抑えることも可能です。ポータブルが特徴のデータなので、軽く取り回すことも簡単に行えますが、精度はそのままの状態を保ちます。

便利で使いやすいデータ形式のものなので、様々なソフトで使えるため変換して入稿するメリットが大きいです。変換するときは文字のアウトラインを取り忘れたり、画像自体のリンクが切れていないかという確認からも解放されるので煩わしさがありません。

配置しているイラストは埋め込み処理を行い入稿しますが、埋め込み処理している元の画像はそのままにできます。入稿データの総容量は軽量化されますし、ウェブサイトに入稿するときのアップロードもスムーズに行えます。

画像を入稿するときは画像のリンク切れがなくなることで、再入稿する必要が無くなりトラブル発生を防げます。

不必要に画像を送ることもないので、データが軽くなるのでそのほかのデータも軽くなるメリットがあります。配置画像を入稿する時に注意することは、入稿前の最終段階で埋め込み処理を行うことが大切です。

あらかじめたくさんの画像が配置されていると、画像を埋め込むことでデータ容量が大きくなるため動作が重くなります。画像の埋め込みは直前に入稿することが良い方法で、解像度の調整も同時に行います。また画像を使うときは使用する原寸の画像を、そのまま配置することが基本ですが、撮影などで使うサイズよりも大きめのものを取っておくことになります。

大きな画像は配置する時に縮小することが多いですが、半分の縮小をして配置すればデータが重くなってしまいます。あらかじめサイズを原寸にすれば縮小をする必要がないですし、解像度を落とせば縮小しても精度が落ちることはないです。

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