ポリエステル生地の特徴とは

  • 2018.3.10
ポリエステル

合成繊維の一種で美しい光沢感があり、極めて強度の高い繊維です。
天然繊維よりも価格も抑えられるので、よくあるのぼりの素材はポリエステル生地を使用しています。

ポリエステル生地は価格が安いため、予算が少ないときにピッタリです。低価格であれば予備も購入しやすいので、長時間のぼりを外に出しておきたい人におすすめします。

低価格でありながら美しい仕上がりになるため、満足できるオリジナルのぼりを入手することができるでしょう。強度もしっかりしている生地なので、長持ちするオリジナルのぼりを作ることができます。

透過性が高いので、片面印刷でも裏側から文字を見ることが可能です。

「強い・美しい・扱いやすい」の三拍子が揃っている

生地の種類安くて高品質なオリジナルのぼりを作ることができるので、お店の宣伝をしたいときに便利です。扱いやすいという点も魅力となっており、希望に合わせてのぼりを作ってもらうことができます。

様々な質感のポリエステルが開発されているので、光沢感がある素材は安っぽく感じるという人でも安心です。高級感のあるのぼりを作ることも可能なため、お店のイメージに合わせて作成依頼をすることができるでしょう。

文字や絵柄を綺麗に印刷することができるので、周囲にしっかりアピールすることが可能となっています。

※参考のぼり旗で使われるポリエステル素材
ポンジ生地 トロピカル生地 遮光スエード生地 エステル天竺生地 )

その他生地は

京都のれん株式会社のお取り扱い生地一覧ページ

本来つるっとした光沢のある素材ではあるのですが、ポリエステルでも綿のような質感のものや、麻のような質感のものも開発されています。

実際の綿や麻に比べて扱いが簡単なので用途やご希望のイメージに合わせ、このような生地もご提案させていただきます。

ポリエテルの誕生について

1941年にイギリスで、天然繊維である羊毛を代替するものとして開発された。またポリエステルの基本特許は1946年に成立している。日本では1957年に東レと帝人が共同で、ポリエステルの特許実施権を持つ英国ICI社との技術援助契約を締結した。これにより、ポリエステルの工業化の歴史が始まった。この契約の締結によって、東レと帝人はICI社からポリエステル特許の実施権とノウハウの提供を受けた。その後に、両社はすぐにポリエステル工場の建設を開始した。東レはポリエステルの工業化以前にナイロンの工業化に成功していた。東レはその技術とノウハウを生かして1958年に、ステープル日産5トンの三島工場(所在地・静岡県三島市)を完成させた。帝人も、着工こそ東レに遅れたものの、同年に、ステープル日産5トンの松山工場(所在地・愛媛県松山市)を竣工した。(公益社団法人発明協会ホームページより引用)

繊維の種類と特徴を紹介!

繊維には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。大きく分けると天然の繊維と化学的に作られた繊維の2種類があります。

天然繊維は、植物繊維と動物繊維などに分類することができます。代表的な植物繊維には綿(コットン)や麻があり、古くから生活の中で利用されてきました。

綿(コットン)は吸湿性があり丈夫なので、タオルにも用いられています。衣類などにも使われる素材で、デニム生地もその1つです。肌触りが良く染めやすいのが特徴ですが、縮みやすいというデメリットもあります。

服の生地

麻は通気性があり、夏の衣類には最適です。弾性があまりないので、シワになりやすい素材になります。動物繊維には、蚕からとれるシルク(絹)や羊の毛であるウールがあります。シルクは美しい光沢があり、高級な素材として知られています。

保温性や通気性にも優れており、しなやかな触り心地も特徴です。昔は非常に高価だったので、貿易品として珍重されました。

ウールは保温性が高く、寒い地域でよく使われてきました。現在でもセーターやスーツなどに用いられています。

弾力性があるので型崩れしませんが、水洗いすると縮んで硬くなってしまいます。

それから化学繊維には、アクリル・ポリウレタン・ナイロン・ポリエステルといった合成繊維があります。

アクリルは羊毛に近い風合いがあり、セーターによく使われています。インナーや靴下、カーペット、毛布など幅広い用途があります。ポリウレタンは伸縮性を持つゴムのような素材です。フェイクレザーにも使われますが、劣化しやすいのが難点です。

ナイロンは薄くて軽い素材で、ウィンドブレーカーやスキーウェア等に用いられることが多くあります。最近ではビジネスバッグ等にも用いられています。

ポリエステルはワイシャツやブラウスに使われることが多く、価格がリーズナブルなのが大きな特徴です。また、アセテートやトリアセテート等の半合成繊維やレーヨンなどの再生繊維もあります。

アセテートとトリアセテートは汚れにくく、レディースウェアや洋服の裏地に使われています。再生繊維とは木材のくずや綿花のくずなど天然に存在するセルロースを溶かして繊維にしたものです。

レーヨンは光沢があって着心地が良く、シャツや肌着などに使われます。レーヨンは、高級な上着の裏地として使われることもあるようです。水に弱いという性質があるので、洗濯した際などに縮んでしまうことがあります。

強度や耐熱性などで目的に合わせてチョイス

着心地繊維を選ぶ際には、強度やバリア性能、耐熱性などをチェックして目的に合わせて選ぶことが重要です。衣類など肌に直接触れる生地を選ぶ時には、吸湿性や保温性、通気性などが大切になります。

吸湿性が高いと汗を吸い取ってくれるので着心地が良いですし、保温性があると寒いところでも温かく過ごすことができます。

通気性が優れていれば、汗をかいても蒸発しやすいので暑い場所で着る時に最適です。綿や麻などが代表的な素材ですが、ポリエステルなど安価な素材を使った衣類も沢山あります。

特にファストファッションなどにはよく用いられています。それから飲食店で使われるテーブルクロス等は、丈夫で汚れが落としやすいことが求められます。

ポリエステルは強度が高い素材なので、ちょっと引っ張った程度では破れるようなことはありません。水に濡れても変化はないので、雨に濡れる心配のある屋外や飲食店などでも重宝されます。

吸湿性や吸水性は低いので、濡れても乾きやすいという特徴があります。耐熱性も適度にありますが、火を使う場所などでは溶けてしまうのであまり向いていません。ポリエステルはテーブルクロス以外にも、カーテン・スポーツウェア・産業用ベルトなど幅広い用途で使われています。

ナイロンは合成繊維の中でも石油を原料としている素材です。比較的長い歴史があり、摩擦に強いのでリュックサックなどに用いられてきました。

衣料やインテリア、産業用等幅広い分野で使われています。カビにも強いですし、虫に食べられてしまう心配もありません。

衝撃を吸収する目的で使用されることもあります。ナイロンは熱には強くないので、アイロンがけなどには向いていません。

アクリルも石油を原料としている素材で、繊維の中では軽い素材になります。ふんわりとした柔らかさが感じられます。ウールに似ていますが、ウールよりも値段がリーズナブルです。

そのため手頃な価格で手に入れることができます。ウールの代替品として用いられることが多いです。

一般的に天然繊維は肌触りが良い物が多く、衣類などに用いられます。独特の風合いが感じられるのも多くあります。

一方、化学繊維は人工的に開発されたもので、続々と新しい素材が生み出されています。天然の繊維に比べて品質が劣っているわけではなく、機能性に優れた素材もあります。

価格も比較的割安なので、利用しやすいのも大きなメリットになります。いくら高品質の素材でも、価格が高過ぎれば負担になってしまいます。

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