白チチをグレイ色チチにしました。
グレイチチでおしゃれなのぼり旗を製作する
チチとは、のぼりのポールを通す部分になり、そこの色をグレーにデザインしたものをグレイチチと呼んでいます。グレーは一見地味に見えますが、実は白と黒の両方の性質をもっている色のためどんな色とも合わせやすいのが魅力です。そのため、グレイチチを用いる事で、のぼり旗のデザインをより都会的でお洒落な印象をもたせてくれるのです。
のぼり旗のデザインが白や黒などモノトーンな色で印刷されても、カラフルな色で印刷されても、そのデザインや広告を強調させつつグレイチチ自身も存在感を放つことが可能です。
また屋外に置く事が多いのぼり旗は、汚れや傷みも心配される方もいるでしょう。特にチチは、ポールを何度も通すため汚れや傷みが目立ちやすいのが現状です。
しかしグレイチチは他のカラーと比較して、汚れや傷みが目立ちにくい上にポール自身とも馴染みやすく安心して長く使う事が可能なのです。印刷費用も他のカラーと比較して、安価に手に入れることができるのも魅力な点です。
グレイは上品でお洒落な印象を与えます
グレイは、日常生活でもよく目にする色なので、どことなく落ち着いた印象をもちます。スーツやファッションでも取り入れるモノトーンの色なので、のぼり旗にグレイチチを使用することで相手に信頼感をもたせる事が可能です。
のぼり旗は広告宣伝のツールとして使用されるので第一印象が大切ですが、グレイを使用することで相手に優しい印象を与えたり、警戒心を和らげる効果が期待できます。そのため、宣伝内容がどんなに派手で奇抜な色を印刷したのぼり旗であっても、グレイに印刷されたチチを用いる事で安心して広告を読めることが期待できます。
長期的に使用するのぼり旗だからこそ、歩く人々の目に止まるインパクトの大きいものを作るならば、逆にチチの部分は落ち着きと謙虚さがイメージできるグレイを印刷すると効果的なのです。
グレイのもつ多面的な要素を取り入れる事によって、より集客率を上げることが可能なのぼり旗を作成してみてはいかがでしょうか。
のぼり旗を長く使うためのお手入れ方法
のぼり旗は、長く使うためには手入れの仕方に気をつける必要があります。なお、のぼり旗はポンジ生地で手入れの方法が異なるため、それぞれの生地にあった手入れの方法を知っておくと安心です。
ポンジ生地のプリント方法は、生地に版を使って1色ずつ印刷するシルクスクリーンプリントか、生地に直接印刷した後に高い温度で熱をかけて行うダイレクトインクジェットプリントと昇華転写プリントの3種類となっています。
いずれにしても印刷によってプリントを行っているため、洗濯機で洗うことで布が擦れたり、手で擦り洗いをすることによって、擦れた部分は色落ちをしてしまう可能性があるでしょう。
そのため、汚れた場合にも基本的に洗濯やクリーニングをしないことが、長く使う上での基本となります。もしも汚れがついた場合には、強く擦らずに優しく水洗いをすれば色が落ちてしまうのを防ぐことができます。
また、洗い終わった後はシワのある状態で置いておくとシワになってしまう可能性があります。干す時にはよくシワを伸ばしてから干すのが基本です。
また、しばらく使わないようであればよく乾燥させた状態で、高温多湿の環境を避けて保管するのがおすすめです。なお、湿気が多い環境で保管を続けていると場合によっては湿気によって色移りを起こしてしまう可能性があります。
色移りを防ぐためには乾燥した場所に保管するか、衣類乾燥材などを使用して乾燥した環境に保つことも大切です。場合によっては、未使用ののぼり旗をしばらく保管しておくこともあるかもしれません。
そのような場合にも、湿気がこもるのを防ぐために袋からは出した状態で保管しておくのがおすすめです。なお、ポンジ生地と違ってツイル生地の場合には、汚れた際に洗濯したりクリーニングに出したりすることも可能です。※ツイル生地は通常昇華転写プリントの為
これは、ポンジ生地ののぼり旗はダイレクトに印刷しているのに対し、ツイル生地は柄や字などを昇華転写で染めていることに起因します。生地もしっかりした分厚い生地を使用しているため、発色が違うだけでなく色持ちもよく、また耐久性にも優れているのが特徴です。
自宅でも洗濯をすることができますが、漂白剤は使用せずに洗うのが基本の洗い方です。また、もしもクリーニングに出す場合にも水洗いを指定すると良いでしょう。
なお、ツイル生地は生地を染めていることもあり、他のものと一緒に洗濯すると色移りをしてしまう可能性があります。色移りを防ぐためにも、のぼり旗は単独で洗濯するのがおすすめです。※染めものに関しては最初は移染の可能性があるので、通常は色移りを防ぐために単独で洗濯することをお勧めします。
のぼり旗にアイロンをかけるコツ
のぼり旗は購入した当初は、折りたたんだ状態になっている場合がほとんどです。しかし、そのような状態だといざ広げてみるとシワが気になってしまう場合も多いかもしれません。
もしものぼり旗のシワが気になる場合には、アイロンをかけることで気になるシワを伸ばすことができます。ただし、その場合にはいくつかポイントがあるので、ポイントを押さえておくことが大切です。
なお、温度設定は中温程度にしておくのが基本となります。高温の方がシワがしっかり伸びそうな気がするかもしれませんが、あまりに高い温度だと生地を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、プリントの仕方によっては高い温度をかけることによって別の場所に色移りをしてしまう可能性もあります。
せっかく作ったのぼり旗が台無しになってしまう可能性もあるので温度には気をつけた方が良いでしょう。また、当て布をすることも大切なポイントとなります。
熱が過剰にかかりすぎると、布が縮んでしまう可能性もありますが、当て布をすることで一箇所に熱がかかりすぎるのを防ぐことが可能です。
なお、あまり1箇所に対して長時間熱をかけないためには、常に動かしておくこともポイントとなります。また、のぼり旗の表面ではなく裏面に熱がかかるようにするとダメージ防止につながります。
なるべく手早く処理することで、色移りや縮みなどのトラブルを避けることができ、さらにのぼり旗を長持ちさせることにもつながるでしょう。
また、もしも洗濯や手洗いなどをした場合には、洗った後の処理方法次第でシワを減らすことができます。洗った後には軽く叩くなどして目に見えるシワを伸ばしておくと、仕上がりが変わってきます。
なお、アイロンをかける場合には、素材に注意する必要があります。
ポンジ生地ののぼり旗やツイル生地ののぼり旗の場合にはすべて合成繊維の為、高い温度で溶けてしまったり、移染が起こります。のぼり旗をダメにしてしまう可能性があります。かならず中温でもあて布をしてアイロンをかけるようにしましょう。
汚れた場合の洗い方やシワがついてしまった場合の伸ばし方については、表示や説明書があるのであれば、それらに従うのが原則です。
ただのぼり旗に関しては洗濯表記義務がないもので、たいていは屋外に出したままにしておくことが多いと思います。
洗い方や温度のかけ方次第で折角ののぼり旗をダメにしてしまう可能性もゼロではありません。
その場合新しく作ったり、発注時余分に注文しておく方が経済的であったりします。
きちんとした方法を理解することで思いがけないトラブルを防ぐことができるでしょう。