麻風スラブ同様、麻に似せて作られたポリエステル素材です。
織り目に若干の隙間を空け、麻独特の透け感を演出しています。
生地自体にキビラ麻のような生成り色がついているため
白染色はできませんが、生地の色を活かしてデザインされると
高級感が出て、ポリエステルであることを忘れそうになります。
天然の麻は水に大変弱いため、取り扱いにも
注意が必要ですが、エステル麻はお洗濯やアイロンがけも
行っていただけますので、管理が非常にしやすいです。
リネン、ラミー、ヘンプで作る麻織物は夏に活躍!
天然の麻織物には、麻の繊維から作られるヘンプや亜麻の繊維から作られるリネン、そして苧麻(からむし)の繊維から作られるラミーがあります。日本においても古くから麻は衣類などに利用されてきており、平安時代の延喜式からも麻織物が利用されてきたことが分かっています。
麻は保温性があり寒い季節でも快適に過ごすことができるのですが、なんといっても夏場の衣類にはもってこいの素材になります。風を通しサラッとした肌触りは蒸し暑い不快感を忘れさせてくれますし、乾きが早いことから汗をかいても快適で、洗濯をしてもすぐに乾くので清潔に利用することができるでしょう。まとわりつくことなく、シャキッとした織物なので体型カバーにも役立つことでも人気です。
最近ではリネンが人気となっており、他の麻繊維と比較して肌触りが良く柔らかいのが特徴です。麻はゴワゴワして苦手だという先入観を持っている人も多いようですが、細くしなやかな繊維で織られており、素肌に着ても違和感がなく気持ちが良い織物です。
最近の日本でヘンプは利用されなくなりましたが、ラミーについては衣類などに利用されています。こちらは肌触りに関して好みがわかれるところですが、非常に涼しく丈夫なので夏に愛用している人も多いようです。
ただ最近では短納期案件も多い事もあって下記のような麻風ポリエステルが使われるケースが多くなってきています。
エステル麻の染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
エステル麻生地 物性データ
10番 X 10番 | 0.57 |
当社在庫 取り扱いエステル麻生地幅 100cm