「アピアランス」とは
アピアランスとは、オブジェクトの見た目をコントロールできる機能があり、何もいじっていない状態から自分好みに線・塗り・不透明度の属性を追加を行い自分好みに設定することができます。
オリジナルのぼりづくりでイラストレーターを使うなら、知って様々なバリエーションのデザインを作成することが可能です。
特徴は、順番を変えるだけでオリジナルのぼり旗のイメージをガラッと変えることができます。
線と塗りが一緒の場合には上にあるものから効果がでます。文字を入れる場合には文字の集合体の「テキスト」と1文字ずつの「文字」があり、この2つの両方を設定しておくと印刷時に失敗してしまう恐れがあるので注意が必要です。
またフチを付ける場合には、上から塗り、線、文字の順番に並べるようにすると失敗がありません。2重ふちも可能で、追加スタイルとしてとして、重ね掛けすることもできるなど使い方が無限なので、知っておくと便利な機能もあります。
修正のしやすさが売りの機能
修正のしやすさが売りの機能が特徴です。オリジナルのぼり旗作りをしていて、完成間近の時でも角丸の具合を少し修正したい時でも数値で変更することができるので簡単で、あとからでも修正が可能です。
1番のポイントは、アピアランスならば簡単に修正することができ、コツさえつかめばペンツールで描くような難しそうなオブジェクトも簡単に書けるというメリットもあります。
それ以外にもグラフィックスタイルに登録することで、大量に一括のオブジェクトに適応させたり、数値設定を%にしておくと拡大縮小の修正もしやすいオブジェクトを作ることができたり、滑らかにさせたりと自由自在です。
のぼり旗にタイトル画像を挿入する際の良くみる左端の縦線も再現することができ、長方形を作成する時も値に使いのチェックを入れるだけで簡単に、テキスト量が変わっても勝手に伸びてくれるので手間がかかりません。
使いこなして素敵なオリジナルのぼり旗の作成をして下さい。
知っておきたいイラストレーターの専門用語
絵を描く人や、デザインをする人などが多く使用しているソフトにイラストレーターがあり、デザインの現場だけでなく、印刷を行う現場でも欠かせないソフトです。
こういった仕事に就く為にはイラストレーターを習得する事は必須とも言えますが、多くの専門用語があり、初めて触る人にとっては習得を困難にさせる要因となっています。
学習する際にはこういった専門用語を覚えておく事でよりソフトに対する理解が深まり、効率的な学習と実践的な利用が可能となるのです。
専門用語は数多くありますが、まず覚えておきたいのがパスです。イラストレーターにおける非常に重要な部分であり、作られるデータの全てがパスと呼ばれる線分で構成されており、その組み合わせで構成されたものをオブジェクトと呼びます。
イラストレーターにおける根幹となる部分であり、この二つの単語はまず覚えておきたい所です。
そしてそれらによって作成されたデータはベクター画像と呼ばれます。これとは別にラスター画像というものがあり、こちらはドットという点によって構成された画像です。
ベクター画像の特徴としては拡大や縮小をしても画像が劣化しないという点が挙げられます。印刷物などで良く用いられ、綺麗な画質を維持する代わりにデータが大きくなるのが特徴です。
対してラスター画像は拡大や縮小を行うと画像が劣化してしまいますがデータ量は小さく、主にネット上で使われる画像で用いられています。こちらも良く使われる用語なので覚えておく必要がある用語です。
デザインに使う文字には様々なフォントが用いられます。フォントとは字体の事で、用途に応じて適切なフォントが使われるのです。
ただ、使われているフォントがデータを開きたいパソコンに入っていないと正しく表示する事ができません。どんな環境でも正しく表示させる為には、文字のアウトライン化が必要となってきます。
アウトライン化を行えばどんな環境でも文字が正しく表示されると覚えておくと理解しやすいです。
デザインをする上では目安となるものが必要となります。正確な場所にデザインを施す為に良く用いられるのがガイドです。これは制作しているデータ上に見える線などであり、これに沿ってデザインする事で狙った線が引けたり図形を作る事ができます。
画面上には表示されていますが、実際に印刷時にはプリントされる事はありません。ガイドを表示しておく為にはメニューの表示で定規の表示を選択しておく必要があります。
イラレ以外のソフトでも使う用語も多数
イラストレーターはデザインの現場でも多く用いられており人気のソフトですが、それ以外のソフトでも使う用語が多数含まれています。
イラストレーターを学習しておくと、例えば絵を描くペイントソフトなどを扱った時でも応用が可能な分野が多くなり、より早い学習が可能となります。
例えばレイヤーというものは多くのソフトで使われている用語です。これは画像の階層の事であり、画像の多くは透明なフィルムを何層にも重ねる様な感じで作成されています。
例えば絵を描くとした場合、線となる部分と色を塗る部分は別々に構成され、見た目には一枚の絵の様になっているのです。なぜこうするのかと言うと、制作を行う上で非常に効率的だからです。
各パーツごとに分けておくと後からの修正や変更もやりやすくなります。そしてそれに伴って行われるのがクリッピングマスクです。
これは色を塗る時などに描画したい部分から色がはみ出ない様にする為のものです。デザインをする時などにも指定された領域以外の部分は変わらないように編集したいという時がありますが、こういった際にクリッピングマスクが行われているとはみ出す事なく編集ができるのでとても便利な機能となっています。
そして画像処理を行う時によく出てくるのが描画モードです。これが作成したデータをどういった方法で表示するのかという合成の仕方を指定できます。
同じ画像だとしても描画モードの違いによって見え方が大きく異なるので、こちらも学習の際にはしっかり覚えておかなければなりません。代表的なものとしては、デフォルトである通常モードの他、レイヤーの色が重なった部分が暗くなる乗算、重なった部分が明るくなる覆い焼きや加算、色相は変えずに重なった部分で明るい色はより明るく、部分はより暗くするオーバレイなどがあります。
また色に関する用語も多くあり、こちらも覚えておくべき用語です。色の表し方には二種類あり、RGBとCMYKがあります。
RGBはRがレッド、Gがグリーン、Bがブルートなりこの3つの原色を混ぜて色を再現しており、光の三原色とも呼ばれているものです。もう一つのCMYKはシアン、マゼンタ、イエロー、キープレートの頭文字と取ったものであり、4つの構成からなるカラーモードとなります。キープレートとは厳密には異なるのですが、ほぼ黒の様な感じと捉えておくと分かりやすいです。
CMYKは簡単に言ってしまうとインクの色であり、印刷物などでは必ずこのカラーモードにする必要があります。