
和装小物や風呂敷に主に使用されるこの素材は、
糸を織る際に強い撚りをかけるため
仕上がった生地には前面に細かい凹凸ができることにより
光がちりばめられたように見える効果があります。
そのため高級感を醸し出し、落ち着いた色を
華やかかつ上品に演出します。
そうした効果をつけることで、
光に透かすとぼんやりとした光が入ったり、
顔料を載せるとわずかなムラができたりなど
独特の表情を楽しむことができる素材です。
ポリエステルちりめんの染色技法
1枚~ 昇華転写技法 基本納期5日~
ポリエステルちりめん生地 物性データ
糸番手縦横 | 打込本数 縦×横 | 厚み(m/m) | 質量(g/㎡) |
50d X 150d | 294 本 × 65 本 | 0.5 |
当社在庫 取り扱いちりめん生地幅 112~150cm
ちりめん生地とは
縦糸にはほとんど撚りのない糸、横糸は1メートルあたり3,000回撚りを右回り左回りにかけ、交互におった生地です。その生地に精練をかけることによって収縮され緯糸の撚りがもどり、生地全面に独特なデコボコ(シボ)が出た生地の事をいいます。
ちりめんの歴史
いまからおおよそ300年前の享保5年(1720年)にちりめんの祖として崇められている絹屋佐平治らが京都西陣での奉公し、そこで身に着けた技術を基に生み出したのが現代ちりめんと呼ばれる生地を生み出す基になったと言われています。