デザイン作成で使われる「ai形式」とは
ai形式とは業務用デザインソフトのAdobe Illustrator(イラストレーター)用のデータ形式になります。オリジナルのぼり旗デザインに限らず、印刷やデザインに関わるほとんどの業種で使用されているソフトウェアのデータ形式です。パソコンでのファイルやデータのやり取りは、同じソフトや互換性を持つソフトで閲覧や修正などが可能になっています。
オリジナルのぼり旗を作成する基本となるデザインの作成にイラストレーターを使用することで、製作会社とのデザインの打ち合わせや手直し、追加などといった作業も簡単に行うことができます。ソフトウェア上で完成しているデザインであればそのまま印刷することも可能になり、デザイン料などの経費をかけずにオリジナルのぼり旗を作成することが可能になります。
業務用のソフトウェアは導入する際のイニシャルコスト(今はランニングコスト?)に気をとられがちですが、必要な作業の中で発生するランニングコストの削減を考えた長い目で見ることが、作業全体の時間の圧縮と経費の削減につながります。
ai形式で作られたデータは「完全データ」と呼ばれる
ai形式で入稿されるデータが完成した最終形で、すぐに印刷可能なものを完全データと呼んでいます。完全データは手直しや追加といった作業が必要がないものをさすため、文字やイラストのアウトライン化や使用する図柄のサンプルなども同時に添付する必要があります。※アウトラインは必ず設定して頂くようお願いします。
図柄のサンプルは埋め込み式の場合うまく印刷できなこともあり、加工処理を施した状態での添付が一般的です。のぼり旗の作成の場合は使用する写真などによって明暗が分かれる場合があり、完全データであっても図柄のサンプルは添付することが重要です。製作会社は常に最新のバージョン(当社もCC)を使用していますが、中には色の指定や拡張子の有無なども指定されることがあります。
オリジナルのぼり旗デザインの受け渡しはソフトウェアを使用する際の基本にそった保存方法を使用します。完全データとして入稿しても文字や図柄のアウトライン化とならんで指定された縮尺での作成が必要です。のぼり旗には縁取りの処理の関係もあるので、注文要領にそったデザインの作成が大切になります。